よくある質問(FAQ)

コンポストとは何ですか?

コンポストとは、生ごみや剪定枝、稲わらなど有機資源を発酵させて堆肥に変えること、もしくは、そのための容器のことを指します。

においが気になるときはどうしたらよいですか?

A.   コンポストの容量に比べて生ごみが多くなってしまった場合や、動物系の生ごみをいれたときに気になることがあります。しばらく、生ごみ投入をお休みし、良くかき混ぜて酸素をいれると分解が進み、臭いが消えていきます。

虫が心配です。

コンポストは、自然が有機物を分解するプロセスを容器の中で再現しています。

コンポストの中の主な分解者は目に見えない微生物ですが、自然界では虫も大切な分解者なので、コンポストにやってくることもあります。

特に、以下のような時に虫が来ることがありますが、対策をとることで数日でいなくなります。

 

 ●分解しきれない生ごみがたくさん残っているとき。

  <対策>しばらく生ごみの投入を休み、良くかき混ぜて空気を入れ、分解を早めましょう。

 ●【キエーロ】下のほうに分解途中の生ごみが固まっていて、臭いがしているとき。

  (冬の間のゴミが残り、春先におきやすい現象です。)

  <対策>しばらく生ごみの投入を休み、下から良くかき混ぜて空気を含ませます。

 

有機物の分解は、大小の多様な虫や微生物がそれぞれの食べ物を一生懸命食べることで、リレーのように行われていきます。分解が進んでその虫の好きな食べ物がなくなればいなくなってしまいます。 

 

また、アメリカミズアブという虫は、生ごみをどんどん食べてくれる優秀な分解者なのですが、人間には無害(刺したりもしません。)ですし、この虫がいることで生ごみの臭いが7分の一になるという研究結果もあります。(農研機構HPリンク)

アメリカミズアブを使ったコンポストというのもあるくらい、コンポストに向いている虫なんです。



コンポストをやっていても、「虫はできれば見たくないな」と思っている方も多いと思いますが、不思議なもので、だんだん慣れてくると、虫がコンポスト仲間のように思えてきます。

優しく見守っていただけると嬉しいです。

キエーロとはどんなものですか?

キエーロは、神奈川県葉山町の松本信夫さんによって考案された生ごみ分解処理の手法です。箱型の容器に土を入れ、その中に生ごみを埋めることによって、土壌微生物が分解します。他のコンポストと比べて、「虫や臭いで悩むことが少ない」「生ごみを投入し続けても土の量がほとんど変わらない」という特徴があります。
中身の土は、分解が順調に進めば入れ替えることなくずっと使い続けられます。ただし、そのためには二つの大事なポイントがあります。

①日当りが良い環境に置く。(太陽の熱で土を温め、微生物の活動を活発にします。)
②投入する生ごみの量を、土の量にあった量にする。(少ない土にたくさん生ごみをいれると分解しきれません。)

 

キエーロで「生ごみが消える」とはどういう意味ですか?なぜ、土が増えないのですか?

生ごみの8割を占める水分は、投入後、微生物たちの活動で土が温まるとどんどん蒸発してしまいます。残りの2割は多様な微生物たちが次々に分解し、ほとんどが水と二酸化炭素となって大気中に出ていきます。(ちなみに、この二酸化炭素は植物が育つときに吸収されたものなので、排出されてもカーボンニュートラル=実質ゼロとなります。)残りはわずかなミネラル分のみで、元の生ごみの重量の1%くらいであるため、土がほとんど増えたように見えないのです。

キエーロ1台でどのくらいの生ごみを分解できるのですか?

分解可能な生ごみの量は、キエーロにはいる土の量に比例し、気温に応じてその量が増減します。これは温度が低い時期は微生物の活動がゆっくりになるからです。
土の量100ℓに対する、一日当たりの生ごみ処理量は以下の通りです。
夏…300~500g
冬…150~280g
ただし、土の微生物の多様性や、置いてある場所の日当りによっても相当変わってきますので、最初は少な目に入れると良いです。
使い続けるうちに微生物が増え、分解する力があがってきます。

木のキエーロは何年くらい使えますか?

木を使用しているため、経年劣化がおきますが、設置場所の条件次第で劣化の速さが違ってきます。日当りと風通しがよい場所に設置すると、10年以上、使えます。土置き型については、下側の土に接する面が劣化しやすいところです。「森のコンポスト/東京 土置き型」では、本体の高さを高めに作ってあります。下側が朽ちて来ましたら、一度、土を出して掘り起こし、下の方を一段、切り落として使用することもできます。ただし、その際は、下のほうであらためて長めのビスで側面と前面、背面を止めなおしてください。ベランダ型についても、底板が先に劣化していきます。その場合、底のほうを切り落として土置き型にして使い続けている方もいます。もし、お庭にスぺ―スがありましたら、ぜひお試しください。

生ごみの分解が遅いときはどうしたらよいですか?

キエーロは土壌微生物たちの自然の営みを使った生ごみ分解ですので、「魔法」はありません。微生物の身になって環境を整えてあげる必要があります。
以下のようなことを試しながら、様子を見てください。
①生ごみを細かくする。
生ごみの表面積を増やすことで、より多くの微生物が分解に関わることができます。生ごみを少し細かく刻むと分解が速くなります。
フードプロセッサーで砕いてから入れている方もいます。
②水を多めにする。
微生物の活動には、水分が必要です。生ごみをいれる際に500㎖くらい水分を足して、生ごみと土と水をよく混ぜてから、上に乾いた土をかぶせましょう・
③土に空気を含ませる。
微生物の活動には酸素も必要です。生ごみをいれるついでに、他の区画にもスコップをざくざく刺して、空気を送りこみましょう。
④生ごみを入れすぎない。
生ごみを入れすぎると、微生物たちのキャパを超えてしまいます。(食べすぎの胃腸と同じですね。)
土の量100ℓに対する、一日当たりの生ごみ処理量は大体このくらいです。
夏…300~500g
冬…150~280g
容量以上いれると、分解されない生ごみが腐敗するなどして臭いを発し、虫も来やすくなります。
もし、入れすぎてしまったようなら、しばらく投入を休んで、土の状態を回復させましょう。

キエーロを使い続けるうちに、だんだん、微生物たちとの付き合い方がわかってきて、それも楽しみのひとつです!
優しく見守ってくださいね。

Agripoucher(アグリポーチャー)について質問があります。

Agripoucherのメーカー「地球Labo」のFAQサイトをご覧ください。

配送ではなく店舗受け取りをする場合はどうしたらよいですか?

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森のコンポストはパーツにわけた状態でフラットに梱包しておりますが、およそ15kgの重さがあります。お受け取り時には、お車でご来店ください。
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