海外ではコンポストをどんな風にやっているんだろうなあ・・・と思い、コンポスト関連のウェブサイトやSNS、本をあれこれ見ています。
英語圏の情報が中心ですが、日本以外の国は、やり方はだいたい共通しているようです。
■グリーン&ブラウン
大体どこでも一番最初に説明しているのが、グリーンとブラウンのことです。
グリーンとは、水気のある色鮮やかな素材のこと。窒素分を多く含みます。
必ずしも緑色をしているわけではなく、生ごみ類(緑、赤、黄色と色は様々)、お茶がら、コーヒーかすなどを含みます。
ブラウンとは、枯れて乾いた素材のこと。炭素分を多く含みます。
枯れ葉や、枯れた草、ウッドチップなどの他、紙(卵ケースや段ボールをちぎったもの、シュレッダーごみ)も使えます。
グリーンは、栄養を豊富に含みますが、水分が多く、腐りやすい素材です。一方、ブラウンは、水分が少なく、非常にゆっくりと分解されます。グリーンとブラウンとバランスよく混ぜていくことで、水分量を調整しながら通気性を確保し、好気性分解をおこしていきます。
やり方は、こんな感じです。
①最初にコンポスト容器の底に厚めにブラウンを敷く。
通気性を確保するため、小枝などを混ぜると良い。
②そこに、グリーンをいれたら、上にグリーンの1〜2倍量のブラウンをかぶせる。
その後も、グリーン、ブラウン、グリーン、ブラウンとミルフィーユ上に重ねていく。
③数ヶ月たつと、下のほうから堆肥に変わっている。土のような見た目と匂いになっていたら、できあがっているので取り出して使う。
③の取り出しのために、下のほうに取り出し口がついているコンポスト容器が販売されています。(日本にもありますね。)
取り出し口がない場合は、全体を取り出してから、上のほうの未分解の部分をもう一度、コンポストに戻します。
また、②のプロセスで、かなり大量のブラウンを使うことになります。そこで、落ち葉の季節などにブラウンを集め、それをコンポストの横に大きな容器を置いて保管しておくことが必要になります。
ということで、結構、スペースが必要なやり方なんですが、「小さい庭でもできる」などと書いてあったりするので、日本とはそもそも家の広さの感覚が違うようです。
■その他のコンポスト
庭がない住宅の場合は、ミミズコンポストが一般的なようです。

そして、ちょっとびっくりしたのが、日本のぼかしバケツ方式が、コンポストの手法として海外に広がっていること。BOKASHIと呼ばれ、日本で考案された室内でコンパクトできるコンポストとして人気があるようです。(ただし、中身をあとで土に埋める必要があるので、庭や畑のある人向きとなりますが・・・)
また、ベランダ等でできるコンポストとして、通気孔をあけた素焼きの壺のような形の容器を3段、重ねてやるものもあります。この三段コンポストは昔からあるもののようですが、インドのDailyDumpというコンポストのスタートアップ企業がこの三段コンポストをメインに展開していて、わかりやすい使い方動画を出しています。
3段の容器は、底が抜けていて、ひもが張ってあります。その上に新聞紙などの紙をいれます。一番下の容器には枯れ葉をいれておきます。まず、一番上の容器に生ごみを貯めていきます。最初に発酵促進剤を底の新聞紙の上にいれ、その上に生ごみをいれます。さらに発酵促進剤をいれ、新聞紙をかぶせ、ふたをします。次回は新聞紙をめくって、生ごみと発酵促進剤をいれて、かき混ぜてからまた新聞紙をかぶせます。
1段目がいっぱいになったら、それを2段目の容器といれかえて、また生ごみをいれていきます。2つ目の容器もいっぱいになったら、最初にいれたほうの容器の中身を3段目に移して熟成させます。
(3段目は常に熟成用に使うようです。)
この方式で生ごみは6週間程度で堆肥になるとのこと。
一度、やってみたいなと思うのですが、日本では容器が手に入りません。素焼きの植木鉢でDIYもできるようなので、いつか作ってみようと思います。
このように、海外のコンポストを見ているといろいろ勉強になるのですが、振り返ると、日本は家庭用コンポストのバリエーションが豊かな国だなと思います。キエーロあり、段ボールコンポストあり、バッグ型あり、ぼかしあり・・・創意工夫がこらされた個性的なコンポストがいろいろある国って、なかなか珍しいのかも。ただ、私が見ているのは英語圏なので、他にもまだまだ面白いコンポスト文化がある国があるかもしれません。ご存知の方はぜひ、教えてください!
