キエーロにいれる土とは?

キエーロにいれる土とは?

■キエーロは自然の営みを活用したコンポスト

キエーロは、土に生ごみを埋めて分解するコンポストです。

実際に使ってみると、真夏は2~3日、冬でも1週間から10日ほどで生ごみが分解されて見えなくなってしまいます。(卵のカラなど一部は残りますが・・・)

土は、想像以上に強力な分解力を持っているんです。

分解してくれているのは、土の中にいるたくさんの土壌生物たちです。1gの土壌に10億個以上の微生物が生きていると言われています。


この微生物たちは、地球の生態系を維持していくために、大事な役割を持っています。

地上では、常にたくさんの生き物が生まれ、成長していきますが、同じ速度で、地下では、土壌微生物や土壌動物(ミミズや昆虫など)が、生き物の死骸や枯れた葉などを分解して、無機物にしています。これを腐食連鎖と呼びます。

腐食連鎖で生まれた無機物は、栄養分となって再び、植物に取り込まれ、それを動物たちが食べることで、命の循環を作っているんです。

足元の地表からたった50センチほどの深さの土の中で、昼も夜も微生物が活動して、大量の有機物を分解し続けています。(そうでなければ、地上は死んだ生き物であふれてしまっているでしょう。)

キエーロは、この自然の生態系の営みを活用したコンポストなんです。

■キエーロにはどんな土をいれると良いのか?

実は、キエーロには、ごく普通の土をいれればOK。特別な菌をいれる必要もないんです。

生ごみ投入を続けていると、もともと土の中にいる微生物の中で、生ごみをよく食べる微生物が増えていくため、分解速度があがっていきます。

オススメは以下のような土です。

 *庭や畑の土 (粘土質の土や砂は微生物が住めないので不可)

 *黒土(園芸用の土でホームセンターや通販で購入できる)

黒土は、微生物が多い土な上、比較的安価に買えますので、購入する場合はオススメの土です。


ただ、とても粒子が細かい土ですので、最初のうちはちょっと通気性が悪く、微生物が活動しにくいことがあります。

(微生物の活動には酸素が大量に必要です。)

そんな時は、こんなものを混ぜて使うと良いですよ。

 *竹チップやもみがら

 *プランターなどで使い古してガラガラになった土

全体の2~3割混ぜればOKです。

■キエーロの土の量と生ごみの量の関係

キエーロは、土壌生態系の自然の力を使っているため、土の量が少ないと分解できる生ごみの量も少なくなってしまいます。

土と投入できる生ごみの量のバランスは以下の通りです。
あくまで目安で、温度や湿度、土の中の微生物の状態などによって変わります。)

この数字は100リットルの土に対する量なので、土の量が半分なら生ごみの量も半分になります。

例えば、コンポストフレンズで扱っている大型と小型のコンポストを例にすると、こんな感じです。




キエーロを初めてやる方は、まずは生ごみを少なめに入れてみて、慣れてきたら徐々に増やしていくといいですよ。

 

コンポストの専門店コンポストフレンズには、いろんなサイズやデザインのキエーロを揃えています。キエーロショップはこちらです。

ぜひ、お試しください!

コンポストフレンズHP



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